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AIデジタルマーケティング:実践④問い合わせから入学までAIでフォローアップ
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AIが変えるフォローアップの形
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資料請求はあるのに、なかなか出願につながらない…個別相談後のフォローが十分にできていない
以前は、説明会に来校してもらえば、その場である程度の出願意向が見えていたかと思います。でもいまは、複数の学校を比較検討し、じっくりと時間をかけて検討するファミリーが増えています。
実際、最初の問い合わせから出願までの期間は、年々長期化する傾向にあります。
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この間、適切なコミュニケーションを継続することが、選ばれる学校になるための重要な要素となっています
今回は、問い合わせから入学検討まで、生成AIを活用した効果的なフォローアップの方法をお伝えします。
個別のフォローもAIで対応できる
生成AIを活用することで、以下のような変化が生まれています。
◉個別化されたコミュニケーション
関心事や不安要素に応じて、一人ひとりに合わせたメッセージを効率的に作成できます。
◉タイミングの最適化
過去のデータを基に、もっとも効果的なコンタクトのタイミングを判断できます。
◉一貫性のある対応
複数の担当者が関わる場合でも、統一された質の高い対応が可能になります。
段階別のアプローチ
AIは、これらの情報を基に、関心に応じた具体的な情報提供と、次のアクションにつながる提案を含むメールを作成します。
以下の情報を基に、最適なフォローメールを作成してください:
・請求資料の種類:学校案内
・興味の対象:理系コース
・居住地域:学校から1時間圏内
・子どもの学年:小6
参加後の印象が新鮮なうちに、次のステップにつながるコミュニケーションを行います。
説明会参加のお礼と、以下の要素を含むフォローメールを作成してください:
・当日の様子の振り返り
・質問へのていねいな回答
・次回イベントの案内
・個別相談の提案
より具体的な検討段階に入った人たちへの、きめ細かなサポートを行います。
相談内容に基づいて、以下を含むフォローアップ計画を立案してください:
・相談内容の要点整理
・追加情報の提供
・次のステップの提案
・定期的な情報提供の計画
効果的なコミュニケーション設計
AIを活用して、以下のような要素を組み込んだメッセージを作成しみましょう。
メッセージ作成での大事なポイント
- 共感と理解の表現
- 具体的な情報提供
- 次のアクションの提案
- 問い合わせやすい雰囲気作り
以下の状況での最適なフォロータイミングを提案してください:
・資料請求から説明会参加まで
・説明会参加から個別相談まで
・個別相談から出願検討まで
状況に応じて、メール、電話、対面など、最適な手段を選択します。
具体的なシナリオ例
◉初期段階(資料請求時)
学校の基本情報と、関心分野に関する具体的な情報を提供。説明会への参加を自然な流れで提案します。
◉中期段階(説明会参加後)
より詳細な情報提供と、個別相談への誘導を行います。不安や疑問の解消に重点を置いたコミュニケーションを展開。
◉後期段階(出願検討時)
具体的な質問への丁寧な回答と、決断をサポートする情報提供を行います。
効果測定と改善
さらに、データを基に、AIが具体的な改善提案を行います。
以下の指標から、フォローの効果を分析してください:
・説明会参加率の変化
・個別相談の申込状況
・出願につながった割合
・各段階での離脱率
合格者へのフォロー
同じ入学予定者同士のつながりを支援する施策を展開します。
合格から入学までの期間に、以下の要素を含むコミュニケーション計画を立案してください:
・入学準備情報の提供
・新入生としての期待感の醸成
・保護者の不安解消
・入学前教育の案内
継続的な改善のために
効果的だった対応や注意点を、組織内で共有していきます。
以下のデータを基に、フォロー施策の改善点を分析してください:
・各段階での反応率
・よく寄せられる質問
・効果的だったアプローチ
・改善が必要なポイント
完璧なフォロー体制を一度に構築することは難しいかもしれませんが、できることから少しずつ改善を重ねていくことで、より効果的なフォローアップが実現できるはずです。
今日からできること
まずは、現在のフォロー状況を見直してみましょう。
- どの段階で接点が途切れやすいか
- どんな情報提供が効果的か
- どのようなタイミングが最適か
これらの点について、AIと対話しながら分析してみることから始めましょう。
単なる「出願者増加」だけでなく、入学後もより良い関係を築いていける土台づくりを目指しましょう!
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次回「危機管理広報と口コミ管理の自動化」では、評判モニタリングやクレーム対応など、リスク管理におけるAI活用法を紹介します