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教育機関の広報:施策②効果的なオンラインデジタル広報の展開方法

\ 本特集の広報施策を自己評価・分析できる /
なぜ今、デジタル広報が重要なのか
スマートフォンやSNSの普及により、保護者や受験生の情報収集方法は大きく変化しています。
学校選びの最初の一歩は、ほとんどの場合「ネットで検索」から始まります。

そのため、デジタル広報の良し悪しが、学校の印象を大きく左右するようになってきましたよね
情報収集の方法が大きく変化するなか、デジタル広報の重要性は日々高まっています。
本記事では、教育機関がデジタル広報に取り組むべき理由と、その効果について解説していきます!
デジタル広報の3つの柱
効果的なデジタル広報は、①Webサイト、②SNS、③オンラインイベントの3つの要素で構成されます。
それぞれの特徴と活用方法について、具体的に見ていきましょう。
① Webサイト運営
スクールWebサイトは、デジタル広報の顔となる重要な存在です。効果的なサイト運営のポイントと、継続的な更新方法について解説します。
重要なポイント
- トップページでの第一印象づくり
- 分かりやすいナビゲーション設計
- スマートフォン対応の徹底
- 定期的な情報更新
- 適切なSEO対策
更新のポイント
- 学校行事の様子
- 生徒の活動報告
- 教育プログラムの紹介
- 入試情報の提供
- 保護者向け情報
②SNS活用
各SNSには特徴があり、それぞれの活用方法が異なります。プラットフォームごとの特性を理解し、効果的な活用方法を学びましょう。
主要SNSの活用方法
- 写真メインの投稿
- 生徒の活動風景
- イベントの様子
- 学校生活のスナップ
- タイムリーな情報発信
- イベント告知
- 緊急連絡
- 日々の出来事
- 保護者向け情報
- 詳細な活動報告
- 教育方針の説明
- 地域との連携事例
◉ YouTube
- スクール紹介動画
- 授業風景
- 行事のダイジェスト
- スタッフからのメッセージ
③オンラインイベント
コロナ禍を経て定着したオンラインイベント。対面とオンラインそれぞれの良さを活かした、効果的な実施方法をご紹介します。
実施例
- オンライン説明会
- バーチャルキャンパス見学
- オンライン個別相談
- ライブ配信による見学
効果的な運用のためのポイント
デジタル広報を成功させるには、適切な運用体制と継続的な改善が不可欠です。具体的な実施方法と注意点を解説します。
①情報発信の基本ルール
効果的な情報発信には、明確なルールと基準が必要です。投稿頻度や内容の質について、具体的な指針を考えてみましょう。
投稿頻度
- Webサイト:週1回以上の更新
- SNS:毎日1回程度の投稿
- YouTube:月1-2本の動画配信
内容の質
- 正確な情報提供
- 写真・動画の品質
- 文章の読みやすさ
- プライバシーへの配慮
②運用体制の整備
デジタル広報は、チーム全体で取り組む活動です。円滑な運用のための体制づくりと役割分担についても考えてみましょう。
- 総合監修:リーダーのスタッフ
- 情報収集:各部署のスタッフ
- コンテンツ制作:広報スタッフ
- 写真・動画撮影:撮影が得意なスタッフ
- 最終確認:スクールマネージャー
③効果測定と改善
デジタル広報の効果は、数値で測ることができます。具体的な測定方法と、改善につなげるポイントを押さえておきましょう。
- アクセス数の推移
- ページ滞在時間
- SNSフォロワー数
- エンゲージメント率
- 資料請求転換率
デジタル広報成功のための7つのポイント
成功のカギとなる7つの重要なポイントを、具体例を交えながら説明していきます。すぐに実践できる内容ばかりですので、参考にしてください。
①情報の鮮度を保つ
- 古い情報は速やかに更新
- 定期的な全体チェック
- 最新情報の優先掲載
②受け手目線での情報設計
- 知りたい情報の優先表示
- わかりやすい導線設計
- 適切な情報量の設定
③視覚的な訴求力
- 質の高い写真使用
- 効果的な動画活用
- 見やすいレイアウト
④双方向コミュニケーション
- コメントへの対応
- 質問への回答
- フィードバックの活用
⑤安全性への配慮
- 個人情報の保護
- 著作権の遵守
- 投稿ガイドラインの設定
⑥組織的な運用体制
- 役割分担の明確化
- チェック体制の構築
- 緊急対応フローの整備
⑦データに基づく改善
- アクセス解析の活用
- ユーザー行動の分析
- 継続的な改善活動
まとめ:デジタル広報で大切なこと
デジタル広報は、「手段」であって「目的」ではありません。



大切なのは、学校の魅力や価値を、適切なツールを使って効果的に伝えることです
- 受け手の立場に立った情報発信
- 継続的な運用体制の構築
- データに基づく改善活動
これらを意識しながら、無理のない範囲で着実に取り組んでいくことが重要です。
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