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教育機関の広報:実践②SNSコミュニケーション – すぐに使えるテクニック10

\ 本特集の広報施策を自己評価・分析できる /
SNS運用の重要性とポイント
教育機関のSNS運用は、生徒の活動や学校の魅力を効果的に伝え、保護者や地域との信頼関係を築く重要なコミュニケーション手段です。
本記事では、教育現場ですぐに活用できる10のテクニックを紹介していきます。
①投稿の目的を明確にする
SNSの運用を始める前に、まず「誰に」「何を」「なぜ」伝えたいのかを明確にすることが重要です。
たとえば、保護者向けには教育内容や学校生活の様子、受験生向けには学校の特徴や行事情報、地域向けには学校の社会貢献活動など、ターゲットに応じた投稿内容を意識します。
②SNSの特性に合わせて使いわける
各SNSには、それぞれ異なる特性があります。
Instagramはビジュアル重視で若い世代への訴求に効果的、Twitterは速報性が高く緊急連絡にも活用できますFacebookは詳細な情報発信や保護者とのコミュニケーションに適しています。
これらの特性を理解し、目的に応じて使いわけることが大切です。
③子どもの活動を中心に据える
SNSでもっとも効果的なコンテンツは、生徒たちの生き生きとした活動の様子です。授業風景、部活動、学校行事など、日常の教育活動を通じて生徒の成長が伝わる投稿を心がけましょう。
ただし、写真や動画の使用にはかならず本人と保護者の同意を得ることが重要です。
④保護者のニーズに寄り添う
保護者がもっとも知りたいのは、「わが子は充実したスクール生活を送れているか」という点です。
学習面でのサポート体制、進路指導の様子、教員の取り組みなど、保護者の関心が高い情報を定期的に発信することで、信頼関係を築くことができます。
⑤最適な頻度で投稿する
定期的な投稿は重要ですが、スクールの規模や運用体制に合わせた無理のない頻度設定が必要です。

一般的には下記のような頻度が目安となりますが、質の低い投稿は逆効果。内容の充実を優先しましょう
- Instagram:1日1回
- Twitter:2〜3回/日
- Facebook:2〜3回/週
⑥ビジュアルの質を高める
写真や動画は、学校の魅力を伝える重要な要素です。スマートフォンのカメラでも、以下の点に気をつければ十分実用的な写真が撮影できます。
- 自然光を活かした明るい写真
- 背景をシンプルに整理
- 活動の様子がわかる構図
- 適度な編集(明るさ、コントラストの調整)
⑦エンゲージメントを高める工夫をする
一方的な情報発信ではなく、フォロワーとの対話を意識した投稿を心がけましょう。
- 質問形式の投稿
- アンケート機能の活用
- コメントへの丁寧な返信
- フォロワーの声の紹介
⑧効果的なハッシュタグを活用する
検索性を高め、学校の取り組みをまとめて見られるよう、戦略的なハッシュタグ活用が重要です。
- 学校独自のタグ作成
- 教育関連の一般的なタグ
- 地域に関連したタグ
- 行事や活動ごとの専用タグ
⑨危機管理の視点をもつ
SNS運用には、適切なリスク管理が不可欠です。
- 投稿前のダブルチェック体制
- 個人情報の慎重な取り扱い
- 著作権への配慮
- 問題発生時の対応手順の整備
⑩効果測定とPDCAで質を高める
定期的な効果測定と改善が、運用の質を高めます。
- フォロワー数の推移
- エンゲージメント率の分析
- リーチ数の確認
- 人気投稿の特徴分析
まとめ:成功のための3つのポイント
- 子どもたちを中心に据えた authentic な情報発信
- 保護者や地域との信頼関係構築
- 継続的な改善と最適化
SNS運用は、地道な取り組みの積み重ねが、やがて大きな成果につながります。



これらのテクニックを参考に、スクールに合った運用スタイルを見つけていただければ幸いです!
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