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教育機関の広報:実践③誰でもできる!写真&動画撮影・編集の基礎スキル10

\ 本特集の広報施策を自己評価・分析できる /
写真・動画撮影・編集の基礎をおさらい!

写真や動画の撮影はまだしも、編集には専門的な知識が必要なのでは?
確かに数年前まで、質の高い写真や動画の制作には、高価な機材と専門的なスキルが必要でしたが、最近のスマートフォンは驚くほど高性能です。
自動で明るさを調整し、手ブレを補正し、美しい写真や動画を撮影できます。編集も、直感的な操作で誰でも簡単に行えるようになっています。
本記事では、写真・動画制作の基本的なテクニックを、スマートフォンでの撮影を中心に紹介していきます。



難しい専門用語は使わず、明日からすぐに実践できる内容です。まずは気軽に試してみましょう
① 構図の基本
「三分割法」を意識することで、写真の印象が大きく変わります。画面を縦横それぞれ3等分し、その交点に被写体を配置します。
スマートフォンのカメラアプリを開くと、画面に格子状の線(グリッド線)が表示できます。これが三分割法のガイドになります。設定メニューから「グリッド表示」をオンにしてみましょう。
このグリッド線を使って、以下のステップで撮影します。
人物撮影の場合
- 目線を上から1/3の線に合わせる
- 顔全体が左右どちらかの縦線付近に来るように配置
風景や教室全体の場合
- 地平線や黒板の位置を上下1/3の線に合わせる
- 特徴的な建物や掲示物を縦線の交点付近に配置
この配置により、バランスの取れた、見やすい写真が自然に撮影できます。最初は意識的に行う必要がありますが、慣れてくると自然といい構図が取れるようになります
② 光の活用
自然光を上手く活用することが、質の高い写真の秘訣。
教室では窓際の柔らかい光を使い、屋外では朝夕の柔らかい光の時間帯を選びましょう。逆光は子どもたちの表情が暗くなるため避けましょう。蛍光灯下では肌の色が不自然になりやすいので注意が必要です。
③動きの捉え方
運動会や文化祭などの行事撮影では、動きの予測が重要。
たとえば、リレーのバトンパスは、受け渡しの瞬間を予測して構図を決めます。連写機能を使うことで、決定的な瞬間を逃さず撮影できますね。
④表情の引き出し方
自然な表情を引き出すには、被写体との対話が大切。
「はい、チーズ」ではなく、楽しい会話をしながら撮影することで、生き生きとした表情が撮影できます。とくに低学年の生徒は、カメラを向けると緊張しがちなので、リラックスさせることが重要です。
⑤スマートフォンカメラの活用
最新のスマホは高性能なカメラを搭載しています。ポートレートモードを使えば背景をぼかした写真が、夜間モードでは暗い場所でもノイズの少ない写真が撮影できます。
各機能の特性を理解し、状況に応じて使いわけましょう。
⑥動画撮影の基本
手ブレを防ぐことが、プロフェッショナルな印象の動画につながります。三脚やスマートフォン用のジンバルを使用するのが理想的ですが、両肘を体に付けて固定する、呼吸を整えて撮影するなどの工夫でも効果があります。
⑦音声収録のコツ
動画の印象を左右する重要な要素が音声です。マイクは被写体に近づけすぎず、風や環境ノイズに注意します。
インタビューなどは、できるだけ静かな場所で収録しましょう。必要に応じて、ピンマイクや指向性マイクの使用も検討します。
⑧編集の基本
スマートフォンの標準アプリでも、十分な編集が可能です。
編集の際、注意すべきポイント
- 明るさ・コントラストの調整
- 色合いの補正
- 不要な部分のトリミング
- 傾きの修正



過度な編集は避け、自然な仕上がりを心がけましょう
⑨動画編集のポイント
短く印象的な動画が効果的です。1カットは5〜10秒を目安に、全体で2〜3分程度にまとめましょう。
BGMは著作権フリーの音源を使用し、音量バランスに注意を払います。また、字幕を入れることで、音声が再生できない環境でも内容が伝わります。
⑩データ管理と共有
撮影したデータは以下の点に注意して管理します。
- バックアップの作成
- 適切なファイル名付け
- 保存場所の整理
- 共有方法の統一
実践のためのワークフロー例
写真や動画の撮影・編集は、準備から共有まで一連の流れとして捉えることが大切です。
「撮影前」「撮影中」「編集時」「共有前」の4つのステップで、確認すべきポイントをまとめたので参考にしてください。
撮影前
- 機材チェック
- 撮影許可確認
- 光の確認
撮影中
- 構図の確認
- 複数アングル
- 表情への配慮
編集時
- 選別
- 基本調整
- 出力確認
共有前
- 権利確認
- 最終チェック
- 保存・整理
この10のテクニックを意識することで、スクールの魅力を効果的に伝える写真・動画制作が可能になります。



まずは基本的な部分から実践し、徐々にスキルを向上させていきましょう!
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