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教育機関の広報:施策①プレスリリースを発信せよ<メディアとの付き合い方>
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\ 本特集の広報施策を自己評価・分析できる /
なぜメディアとの付き合いが重要なのか
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うちのスクールの取り組みは、メディアが取り上げるほどの内容ではないと思うのですが…
教育機関の広報担当者からよく聞く言葉です。
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しかし、じつはみなさんの教育現場で日々行われている活動のなかに、社会が求めるニュースがたくさん眠っているのです
メディアに取り上げられるメリット
メディアへの情報発信は、教育機関の価値を広く社会に伝える重要な手段です。新聞やテレビなどのメディアで取り上げられることで
- 学校の認知度が高まる
- 教育活動への信頼が深まる
- 生徒募集にプラスの効果
- 教職員のモチベーション向上
- 地域との関係強化
といった効果が期待できます。
教育現場の「当たり前」を価値ある情報に
じつは、教育現場で「当たり前」と思っていることの多くが、社会にとって価値ある情報です。
たとえば
- 探究学習での子どもたちの気づき
- 地域と連携した体験学習
- アクティビティでの新しい取り組み
- ICT活用の工夫
こういった取り組みは、いずれも社会の関心が高いテーマです。
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このような取り組みを社会に伝える手段としては、メディアに向けたプレスリリース発信が有効です
プレスリリース作成の基本
プレスリリースは、学校の価値ある情報を効果的にメディアへ届けるための重要なツールです。
見出し、リード文、本文という構成が基本ですが、それぞれに求められる要素を押さえることで、メディアの心をつかむプレスリリースを作成することができます。
①タイトル
- もっとも伝えたいことを簡潔に
- 数字があれば積極的に活用
- 独自性や新規性を強調
②リード文
- 5W1Hを簡潔に整理
- もっとも重要な情報を冒頭に
- 読み手の関心を引く工夫
③本文
- 具体的な事例の紹介
- データや図表の活用
- 関係者のコメント
成功事例:Kスクールの取り組み
Kスクールでは、月1回のプレスリリース配信を目標に、以下の取り組みを実施してきました。
①情報収集のしくみ作り
- 各部署の担当スタッフを「情報提供リーダー」に任命
- 週1回の情報共有会議
- スタッフ向け報告フォームの整備
②メディアとの関係構築
- 地域メディアへの定期的なコンタクト
- 記者との情報交換会開催
- 取材への積極的な協力
③情報発信の工夫
- 写真・動画の充実
- データの可視化
- ストーリー性のある内容
その結果…
- 年間メディア掲載10件達成
- 地域からのスクール評価の向上
- 入学希望者数20%増加
今日から始める!実践ポイント
メディアリレーションズで成果を上げるには、①情報収集、②関係構築、③発信方法の3つのポイントがカギとなります。
以下の取り組みは、いますぐ実践できる具体的なアプローチですので、ぜひ試してみてください。
①情報の見つけ方
- スタッフルームでの会話に耳を傾ける
- 子どもたちの様子を定期観察
- イベントカレンダーの確認
- 保護者の反応をチェック
②メディアとの関係づくり
- 地域メディアのリスト作成
- 担当記者との関係構築
- 定期的な情報提供
- 迅速な取材対応
③効果的な発信方法
- タイムリーな情報提供
- 社会のトレンドとの接点
- 具体的な数値の活用
- ビジュアルの充実
取材対応の基本
取材はスクールの魅力を社会に伝える貴重な機会です。
しかし、慣れないと緊張したり、うまく伝えられないと感じる方も多いでしょう。
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事前準備から当日の対応、事後フォローまで、教育現場での実例を交えながら、スムーズな取材対応のコツを押さえましょう!
事前準備
- 想定問答の用意
- 資料の準備
- 関係者への連絡
当日の対応
- 笑顔での応対
- 分かりやすい説明
- 具体例の提示
事後フォロー
- 掲載内容の確認
- お礼状の送付
- 継続的な関係維持
まとめ:3つの重要ポイント
- 情報価値の再発見
教育現場の「当たり前」を、社会にとっての「価値ある情報」として見直す - 継続的な関係構築
単発の情報発信ではなく、メディアとの信頼関係を築く - 組織的な取り組み
広報担当者だけでなく、全教職員で情報を共有・発信
次回は、デジタル広報の具体的な展開方法について解説します。
本特集「教育機関の広報」シリーズで紹介しているさまざまな施策について、客観的に評価・分析できる分析シートを作成しました。無料で提供していますので、ぜひご活用ください。
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